空・くう・・・・

エロヒムからのメッセージを要約すると‟空”である。永遠に変わることの無い、唯一無比なる宇宙の根本原理。この“空・くう”という一文字で宇宙の諸様相すべてを表現している。

これをかんたんに言うと「無限の時間と空間のなかでの生命創造の循環」つまり、「限りなく小さな世界に住む生命も、また限りなく大きな世界に存在する生命も、あらゆる生命の基礎というものは遺伝子・DNAによって成り立っている。そして、すべての生命はこの遺伝子・DNAを基に科学的に創造され、その生命の創造が高度な科学を得た人間によって、果てしない無限という時間のなかで繰り返し行なわれている」ということなのである。

この‟空・くう”といったシンプルな単語には、宇宙は単に「時間と空間は無限」であるといった無味乾燥な性格に加えて、「知的生命体による生命創造の循環」というダイナミックな創造性と生命感が内包されている。ラエル著『真実を告げる書』(無限堂出版)参照。2500年前、仏陀は“ヘビ”からこの原理を学ぶ。『般若心経』の色即是空の‟空・くう”でもある。仏教の基本的なコンセプトである空の思想・無常・無我・縁起は、この“空・くう”の原理から導き出したひとつの知恵(空の知恵)である。