再々 ❝知恵❞のお話(四諦八正道)

・・略・・「心をつくる」と言うのは“自己プログラミング”のことなんだと言いましたが、まぁ心というのもひとつの作品ですからね。

自分がイメージして作り上げていくわけですから、それは絵を描いたり作曲をしたりするのと同じ創作活動であって、創作というのは何であれ楽しいものなんですね。ですから、ヒト様が自分の手をとって、キャンパスにデッサンしたり五線紙に音符を写すことをするのでは何の意味も無いんですね。

自分のイマジネーションも創造意欲も何もそこには発揮されないということですから。それならロボットか操り人形と何も変わらないわけですからね。自分でやるから面白いし、価値があるわけですよ。

例えば人間たちの覚醒が遅々として進まないからといって、もしエロヒムが人間の脳ミソに手を突っ込んで、自分の思い描く理想の人間を作ってしまおうと思えば、彼らの超テクをもってすれば、こんな簡単なことは無いと思いますよ。

持ち前のエゴと怒りによって攻撃心をコントロールできないでいる、そういった地球人の欠陥部分を、遺伝子レベルで手直し・修復していただければ、我々としてもこんな楽なことはないですからねぇ。大変ありがたいことだと思うのですが(笑)・・。しかし、残念ながら彼らはそういったことはしないんですね。

エロヒムは人間をロボットとして創ったわけではないし、彼らは預言者を通して我々に援助・アドバイスをしてくれるにしても、直接介入は一切しませんよ・・と云っているわけですから。

まぁですから、自分の脳ミソの洗濯、あるいは自己プログラミングといったものは、手間ひまはかかってでも、これはやはり自分でコツコツとやらなければいけないというわけなんですね。

そこで、どうせやるのであるなら楽しくやりましょうということで、このたびエロヒムからラエル氏に渡されたのが、ご案内の『ハーモニー・メディテーション(官能瞑想)』といった瞑想システムなんですよ。

このシステムはご案内のように、『人間は“快楽原則”によって成り立っている・・』といった、人間を設計する上での一大コンセプトを念頭において企画・構成されているので、俗に言う「苦行」といったものは一切ないわけです。

苦行といえば仏陀の伝記によると、仏陀自身も何年か苦行をしても、それが後々の知恵の成長=覚醒のためにはならなかったと述懐していますね。結局はこの苦行を止めて、その後に“ヘビ”から『四諦八正道』などのノウハウを伝授されるわけです。

エロヒムの瞑想システムは、そういった人間の遺伝子レベルでプログラムされた“快楽”志向に沿って覚醒に導いてくれるといった処がポイントなんですね・・つづく。