エロヒムのなかの科学者のグループのニックネーム。この“ヘビ”という名前は爬虫類の蛇からとった。このグループの長の“聖書名”はルシファー。“仏典名”はムチヤリンダ龍王・・。
「当初から地上での生命創造にたずさわっていた“ヘビ”は、新しく創造された創造物、つまり人間たちを我が子のように慈しみ、惑星政府により地球上の全生命の破壊指令が下されても、《わが身をかえりみず、その命令に背いて人間とすべての生命を救済》した。
実は、その犠牲的精神あふれる行為が、慈悲と救済の最も美しい逸話として、生き残った人間達のあいだで語り継がれていくのである。特に、かれらのニックネームである“ヘビ”は爬虫類の蛇に変容され、太古の蛇信仰の偉大なる神として君臨することになる。
人類の救い主である蛇への信仰はある時期、世界中を被い尽くし、蛇は最も強力なトーテム(人間の先祖)でもあった。 その名残りの最も象徴的な存在が、龍である。
・・そして創造者“ヘビ”の犠牲的精神は、“ヘビ”の息子である仏陀との関係のなかで、人間たちをあらゆる苦悩からすくいあげるといった、慈悲と救済のシンボル・“菩薩”の精神的ルーツになっていくのである・・・」
詳しくはラエル著『真実を告げる書』・『異星人を迎えよう』無限堂出版(03-3817-0711)参照。