色即是空的こころ・・⓳

・・仏教やキリスト教では‟空・くう”というのは、すべては「空っぽで何もない・実体がない・・」といったとらえ方をしていたわけです。

しかし、エロヒムは『実体が無いということは無いんだよ・・』というわけです、少しややこしいですが(笑)。何も無いというのではなくて、今までヒトの目には見えなかっただけですよ・・と、そういったように教えられたわけなんですね。

例えばその証拠として、あの螺旋・らせん状の形で有名になった遺伝子・DNAが、20世紀になって初めて発見されたというのがありました。

ヒトの心と体を機能させている、云わば生命の設計図である二重らせんの遺伝子・DNAが、今まで「空っぽで何も無い」と思っていた所で見つかった・・真実の“実体”があったというわけです。

まぁ、実体というより人間の‟正体”と言ったほうがイイのかも知れないんですけどね。そして、今まで細胞の中に長い間隠れていて、ヒトには見せてくれなかった・・その正体を世間に知らせてくれたのが1953年ですからね。

それから遺伝子の探究は目ざましく進んで、1973年には遺伝子組み換えの開発がはじまり、そしてご案内のようにヒトゲノム計画が1990年に発足したんですね。

更に、2003年にはヒトゲノム計画の大まかな解析も終わって、我々の心と体の謎の部分、ぽっかりと穴が開いていた部分を一つ一つ埋めてきて、生命の本質の奥底まで迫って来ているわけです。

そして今やIPS細胞を使った遺伝子治療はもとより、羊やヒトのクローンまで創ってしまっている状況でしょ。すでに人間は神の領域にまで足を踏み入れてしまったんですね。

いわゆる遺伝子操作といったモノですよね。生物の遺伝子情報なんかは簡単に変られてしまうし、最近では高校生でも扱えるような遺伝子組み換えの実験用キットまで売っていて、それがフツーに使われているといったアンバイですからね。

実験室で生命を創造する処にまで来ているわけです。『実体は無いです・・』とか『情報は変わらない・・』とか、今やそんな時代遅れなことを言っている場合じゃないんですね。

いよいよ仏陀が『般若心経』で予言しているように、‟遺伝子・DNA”という知恵の最高傑作によって、限り無く無限にアプローチしていく・・限りなく生き続けることになるわけですよ。宗教と科学がめざしてきた‟不死”といった最終地点にまでね・・

これは空・くうの永遠の循環のなかで、我々人間という無限の一部が無限にむかって歩くために用意されている、ごく自然な道なんですね・・一片の磁石が大きな親磁石に吸い寄せられていくように・・

・・追記・・まぁ何度もご案内しているように、たった262文字で書かれている『般若心経』というのは、この‟空・くう”の真相を仏陀が知恵の象徴でもある舎利子・シャーリプトラに説くといったシナリオになっているんですね。

そこで、この真理を表す262個の文字数を更に削って、これを究極の一言で言うならば「色即是空・しきそくぜくう」といったフレーズで表現されるわけです。

つまり、‟空・くう”の中には‟色・しき(物質)”といった「実体=遺伝子・DNA」が在るんですよ・・という事。すべては、ここから始まったわけです。

ちなみにこの『般若心経』のシナリオは他の般若経とは別モノ、似て非なるモノなんですね。ですから、それらの経典類から抽出したといったモノではないわけです。

これまで般若経典が600巻にもなってしまったというのは、‟空・くう”のホントの意味が解らないものだから、多くの先人たちが何十年も何百年も、あーでもないこーでもないと考えているうちに、どんどん数が増えていっただけの話なんですね。

ですから、ホントは「色即是空」この四文字だけでも十分なんです・・

ここで一句:  遺伝子で 色即是空の 謎が解け

{祝:4月の第一日曜日} エロヒムが、初めて地球の実験室で、人類を創造した   記念日に寄せて。。