又々 “ヘビ”のお話

まぁ、確かに仏陀は当時「ナーガ・へび」と呼ばれていたんですが、はたしてどういった意味合いでもって彼の弟子や他の人々がそのように呼んでいたのか、その「へび」の意味するところが興味をひくポイントになるんですね。

つまり、その意味が爬虫類の「ナーガ・蛇」なのか、エロヒムの科学者のニックネーム「ナーガ・“ヘビ”」に関係ある「へび」なのかということなんですよ、少しややこしい話になりますが・・。

例えば、当時の仏陀の弟子たちが彼から“ヘビ”のことはすでに聞いていて、“ヘビ”の実像をよく知ったうえで、仏陀のことを『あなたはナーガ“ヘビ”の正系なるナーガです・・」と言うのであれば、これはすごい話だとは思うんですけれどね。

そうではなくて、“ヘビ”というのは人間ではなくて超自然的な神とか龍神のような存在であって、仏陀はその蛇神・龍神からの使者みたいな存在として見ていたのであれば、従来の蛇信仰とあまり変わらないわけですからね。

あくまでも「仏陀はナーガ=蛇・・」だといった認識であるならば、ご案内のように仏陀は古来からの「蛇トーテム」を持っている蛇族の出自というのは解りきったことですし、そうなると仏陀は単なる「キングオブスネーク・蛇の王様」になってしまうわけで、まぁごくフツーのつまらない話で終わってしまうことになるんですね。

ですから例えば、「ナーガというのは修行を完成させた人に用いるひとつの尊称である・・(中村元博士)」とかね、「ナーガは当時の農耕社会を反映させている・・(宮坂宥勝博士)」といった塩梅で、仏陀とナーガ=蛇の関係があたり障りの無い説明になってしまう。

残念なことに「仏陀=蛇」で一件落着であるならば、中々本物の“ヘビ”の入り込む余地はないということなんですよね。

現状はそういったわけですから、例えば仏陀はエロヒムの惑星に連れていかれて、そこで“ヘビ”に色々と学んだわけだから、「彼は“ヘビ”の直弟子みたいなものだ・・」とかね、

更に一歩入り込んで、古い文献や仏典中のナーガを示す記事をネタにして「仏陀は“ヘビ”のリーダーと母マーヤとの間に出来た惑星間ハーフに違いない・・」だとか言っても、なかなか世間は相手にしてくれないわけです。

しまいには『仏陀と“ヘビ”の遺伝子検査をして、二人が血のつながった親子である証明書があるなら信じるけど・・』などといったように、妙に“いま風”な話になってくるわけなんですね。

しかしそれにしても、仏陀個人が神格化されながらも仏教の祖として多くの人に尊敬され、仏教は世界宗教まで発展して、現在は『新しい時代の人類に必要な科学的・精神的バランスに最も近づいているのが仏教である・・』といった具合に『メッセージ』にも伝えられ、まぁ各方面から注目を集めている宗教でもあるわけです。

その仏教の祖といわれる仏陀本人に、あらゆる知恵を授け育て、その仏教の「産みの親」ならぬ「産ませの親」でもある“ヘビ”たちに全然スポットが当たらないわけですからねぇ。

仏教の源流は“ヘビ”だというのに、これは本当に残念なことでもあり、また何かこう居たたまれないような一種の“はがゆさ”を感じる処でもあるわけです。

ここで一句

仏道も 元を正せば “ヘビ”の道