又 “ヘビ”のお話

「蛇の里」で生まれ育った仏陀も時が来て成人になり、仏伝にあるように出家することになります。つまり、一匹の“蛇”は里を後にして、「真実」を求め世間の荒れ地を“はい回る”ことになるわけです。

そして、これも仏伝にあるように当時の師家に付いて伝統的な瞑想や原始的な断食行など、当時の修行者がやっているような修行を一通りやっていたみたいで、まぁ色々と試行錯誤しながらも、そういった「苦行」の日々を送っていたわけです。

そうこうしているうちに、本物の“ヘビ”に遭遇することになるわけですね。ここでその場面のイメージ映像を私なりに再現してみますと・・・。苦行と長い断食によって衰弱しきった仏陀の前に、“ヘビ”が宇宙船に乗って現れるんですね。

そして、突然の未知との遭遇に驚く仏陀をねんごろにその宇宙船に導き入れて、仏陀自身の出生にまつわる真実、地球で成すべき役割などを告げるわけです。その後、仏陀はそのまま宇宙船に乗って“ヘビ”のホームグラウンドつまりエロヒムの「不死の惑星」に連れていかれる。

そして、そこで四十九日間にわたって、彼らから預言者として必要な訓練を受けるわけです。例えば、遺伝子工学や分子生物学から始まって、物理天文学、化学や心理学、政治経済学や瞑想技術にいたるまで、人間と宇宙に関わる様々な知識や最先端の科学知識を学んだことでしょう。

ご案内のように、この有り様は古い仏典や仏陀の伝記のなかでは「仏陀は菩提樹の下で(四十九日のあいだ瞑想をして)悟りを開いた・・・」といったように今に残っていますね。

しかし、残念ながら「仏陀が宇宙人に遭遇し、宇宙船に乗って他の惑星に行き、そこで49日のあいだ過ごした・・・」と、こういったようなSFめいた話は、どんなに古い仏典を探してみてもそこには書いていないし、どこの伝説にもそういった事件は語り継がれてはいないんですね。

それはさておき、まぁ少なくても仏陀は四十九日のあいだ、菩提樹の下で他の修行者たちと一緒に、すきっ腹を抱えながら雨露に打たれて座っていたわけではないんですね。

仏陀はその時、インド大陸のどこかの森の中にではなくて、地球からはるか離れた処にあるエロヒムと名乗る人々が住む素晴らしい惑星に居たわけです。そして、そこの場所で“ヘビ”と云うニックネームを持つ科学者たちに「無限の知恵」を学びながら快適に過ごしていたというわけです。

そして、今まで親しんでいた古い慣習、原始的な教義や信仰を捨て、本物の知恵とノウハウを頭に詰め込んだ仏陀は地球に戻り、“ヘビ”から与えられた「知恵の光」を地上に広めていくことになる。

つまり、彼は無知といった闇の中をはい回っていた“蛇”から脱皮して、そこで初めて弟子たちから『あなたは“ヘビ”のなかの“ヘビ”です…』と言われるような、正真正銘の“ヘビ”の伝道者といった存在になっていくわけなんですね。

ここで一句

地をはなれ ホントの”ヘビ”と 空を知る