続 ❝空・くう❞のお話

 例えば『宇宙は無限なのか、終わりがあるのか。時間には始まりがあるのか。霊魂と肉体とは同じものなのか。死後はどうなのか・・etc・・ 』
こういった問いは昔からあって、仏陀はそのたぐいの質問には明言しなかったというんですね。

それを「無記」というわけです。「無記」といっても『無記にしましょう・・』と言った理由、その意味あいには色々とあるでしょうね。

なぜ、そのような質問には答えなかったのか?なぜなら、①当時の人々には理解できないだろうから答えない。あるいは、②理解したとしても役に立たなく意味がないから答えない。それとも、③答えてはいけないので答えない(“ヘビ”から止められて)・・etc・・とかね。

そういったわけで、当時の誰かが『人間の心と肉体は同じなのか別々なのか、それは何でできているのか、物質でできているのか非物質でできているのか・・etc・・』といったような、本質をズバッと突いたような質問をしたとしても、果たして仏陀はそれに答えただろうか?

確かに、仏陀自身が予言したといわれる未来の仏陀・マイトレーヤの存在というものがあるわけですからね。後になって、人間の知性が熟したその時に、お約束の未来仏が『真実』を教え広めるといったエロヒムのシナリオを考慮するならば、

彼としては答えるべき内容については、それなりに吟味して受け答えしたのではないかと思いますよね。まぁ、そこらあたりは“地球上の生命すべての創造者エロヒム”からの一連の『メッセージ』を改めて御覧いただいて、ご推察していただけるとお解かりになると思うのですが・・・。

例えば、その『メッセージ』のなかには、ズバリ仏陀が「無記」にしたモノがあるんですね。実際に、そういった質問に対するエロヒムの“答え”の一部を拾い出して要約してみますと。

『・・私たちが実験室で科学的に創った地球に住む人間も動物も植物も、すべての生命の基は地球のなかにある同じ“物質”でできている・・』となります。

これを仏陀の縁起(原因と結果)説的に言ってみますと、 『人間は細胞といった物質で出来ている。その細胞のなかに、DNAという物質があり、そのDNAのなかには人間の“心と体”のすべての機能が書き込まれた設計図がある。

そして、そのDNAは“土=ちり”といった物質から出来ている・・』。それゆえ「人間の心と体は“物質”でできている」といった答えが出てきて、一件落着・・・。

まぁ、一部の仏教徒が『肉体は物質で出来ていても、こころ(精神)は非物質なモノなんだぁ・・』と言うように、人間の“こころ”までも物質で作られたシステムなんだと云われて、『それはないだろ~』と、ご機嫌をそこなう向きもあるでしょう。

しかし、 エロヒムはこの物質を“無限の物質”と云っているんですね。とにかく、我々の生命の基は、この無限なる物質で出来上がっているというわけでして、実は我々が魂と勘違いしているエネルギーというモノも、そういった“無限の物質”に属しているもので、重さもあるというわけなんですね。

しかるに、たとえ我々が死んだとしても、科学的なモノ以外は一切何も残らないわけです。死んだ後、体外に出て行くエネルギーにしても、まわりのエネルギーと溶け合い、独自性を失うわけです。

そういったものが、“死”の定義になっているわけなんですね。それゆえに、「人間は無限の一部」だとかね、そういったフレーズも彼らの口から出てくる・・。

とにかく、この何の変哲もない地球の物質(ちり)を自由自在に操り、我々の肉体はもとより、こころ=意識する機能・システムまでも、彼らの途方もない知恵=科学技術で創ったというわけです。

ですから、ある意味我々の『“物質”への限りなき理解』を試されるという処も、彼らからの『メッセージ』の内容にもなっているのではないかと思っているんですね。

そのテーマというのがひと口に言いますと“空”ということになるんですね。“空”といいますと、大乗仏教の経典で『般若心経』というのがあって、そのなかに“色即是空”といったあの有名なフレーズがでてくるんです。

まぁ、仏教にはあまり興味がない向きも、「色即是空・しきそくぜくう」といったフレーズは一度は聞いたことがあると思うんですけれども、これは元々お経の文句なんですね。

有名な『般若心経・はんにゃしんぎょう』っていうお経があって、フツーお葬式にでも行くとお坊さんがお経をあげているわけで、そこではこの『般若心経』が読み上げられているんですね。

そのなかに出てくる一節に 「・・色即是空、空即是色・・」という文句があって、そこに“空・くう”という文字があるでしょ。その“空”にスポットを当てたというわけなんですね。

なぜかというと、この空といった一文字が、謎解きの大切なキーワードになっているのではないかと思っていまして、実はその“空”のなかに隠されている真相が、1973年12月13日にエロヒムから人々に渡された『メッセージ』のメインテーマにつながっているんですね・・・。